高橋弘子作品展『us - あなたたちとわたしたち -』  

橋は二つ以上の地点を繋ぐ構造物であり、橋の向こうは、それが遠くても近くても、 ふだん自分が暮らすところとは別のところです。別のところ、別の世界に行くこと、 そこで過ごすことは、橋を渡る者に、「ふだん」のなかにない知識や体験を与え、橋を 渡る者を更新させ、また橋を渡って戻ったときには、前とは違う状態にさせることが あると思っています。橋がなくてはいけないところ、境界の存在、あるいは境界という 概念の存在が、「自分がいるところ」と「ふだん自分がいないところ」という違い、「自分」 と「自分でないもの」という違いを生み出し、自分でない誰かを見つめさせ、誰かを 認識することを介して自分自身を見つめさせているのではないでしょうか。境界とは 実のところ何でしょう。それはいつ生まれるのでしょうか。そしてもし、その境界を 渡るのに橋を必要としない世界になるとしたら、それはどのような世界になるで しょう。

作家紹介:

高橋弘子

 1977 年秋田県生まれ、札幌育ち。 2013 年よりアクリル画、ペン画での作品発表を開始。 札幌を拠点に個展開催のほかグループ展へ参加。 自分自身、または周囲を観察し、世の中のさまざまなことについて、「それは本当になんなのか、根 本はなにか」「生きているとは実際どんなことなのか」といった疑問から発生するテーマを中心に、 狼などの動物、岩、植物など、誰もが見覚えのあるものを起用した平面作品を制作している。

Akuruhi 明くる日

場所:木ニセコギャラリー

期間:2018年11月17日から2019年1月29日

入場・観覧無料