”旅の続きを、ひとくちで” 旅の思い出を、やさしく包んで持ち帰れるものをつくりたい。そんな想いから、「ニセコカンクッキー」は誕生しました。
お菓子作りは「米粉のお菓子 ももと木」木村 桃子さん。
クッキー缶に使っているのは、蘭越町で大切に育てられた蘭越産の米粉。地元の自然が生み出す素材を使うことで、よりニセコらしいお菓子を届けたいと考えました。食感にはとことんこだわり、10種類ほどのクッキーにはサクサク・ホロホロ・カリカリなど、それぞれ異なる食感が楽しめます。どれを選んでも、新しい美味しさとの出会いがあるように。甘さ控えめの優しい味わいです。
クッキー缶のデザインは「スケッチアーティストNaomi M」さん。
羊蹄山と芝桜が描かれた俱知安町を象徴するデザインは、雄大な羊蹄山のふもとに広がる、地元の人々にとっても特別な春の風物詩。旅の思い出や季節の情景を持ち帰っていただけるような仕上がりになっています。
缶を開けるたびに心がふっと温かくなるような、そんな「旅の続きを感じられる」ギフトはお土産に最適です。

- 羊蹄山:抹茶の風味しっかりほんのり苦め。
- 四角のツートン:ココア、カボチャ、黒ゴマの3色で彩り豊かに。ザクザク食感。
- 長方形:みそチーズ。米粉だからこそ合う味わい、お茶にもお酒にもおすすめ。
- 金平糖:色合いも存在も全体のバランスをとってくれる和素材。
- メレンゲ:芝桜をイメーした、ころんと可愛い苺味のメレンゲ。
他にも全10種類ほど、定番のプレーン、チョコチップ、アーモンドココア、さくっと軽い食感のガレットブルトンヌなど、味も、見た目も、心に残るクッキーの数々をお楽しみください。
蘭越町にある米農家・木村農園。桃子さんのご主人の実家であるこの農園との出会いが、木村桃子さんの米粉菓子づくりの原点となりました。
先祖代々、大切に受け継がれてきたお米の美しさと力強さに心を動かされ、「米粉というかたちで、このお米の魅力をもっとたくさんの人に届けたい」そんな想いが「ももと木」の始まりです。作り手である桃子さんの「もも」と、木村農園の「木」。二つの想いが重なり、寄り添いながら織りなす、お菓子づくりへのやさしい姿勢が込められています。

1. クッキーのラインナップはどのように決めましたか?
美味しいものを作ることはもちろんですが、味・食感・色合い(見た目)、どれも飽きのこないようにすることを重要視しながら試作・試食を重ねてプロジェクトのみなさんと決めました。
2. 米粉を使った焼き菓子作りの楽しさや難しさについて教えてください。
米粉で作るクッキーは食感が固くなってしまったりパサついてしまったりすることも多く、同じレシピを使ったとしても使用する米の品種や細かさなどによってもレシピを変更しなければなりません。参考レシピを見ながら油分や水分に何を使うのかや分量も調整しつつ、新しい焼き菓子を作るときはいつも研究をしていて、米粉に限らずそうすると思いますが、そこが難しくも楽しいところです。
3. クッキー缶のアートを見たとき、どのようなインスピレーションを受けましたか?
インスピレーションとは異なった回答になってしまうかもしれませんが、初めて見た時になおみさんの描く、まるで写真のような額に入った絵画のようなアートにとてもトキメキました。こんな素敵なクッキー缶にどんなクッキーを詰めよう。どんな商品にできるだろう。とワクワクが止まりませんでした。何度か試作を重ねながらクッキー缶を開いた時の外観と内容に違和感がなく、手にとった時の”ワクワク”を継続できるようなクッキー缶にしたいと考えるようになりました。
4. 味や見た目にこだわったポイントがあれば教えてください。
形は羊蹄山(抹茶)と芝桜(苺のメレンゲ)をモチーフにすることは中心としてすぐに決まったので、それ以外のものも四角かったり丸かったり、味は似通ってしまわないように甘いもの・控えたもの・しょっぱいもの、食感もサクサク・カリカリ・ほろっとするもの、いろんな種類が入っているけれどどれも違う。1人で食べても飽きがこなくて、大人数で食べれば良い意味で好みが分かれて会話になったりするかな、家族で食べるならいろんな年代の人が食べられるものがあってみんなで楽しめたらいいな、など想像しながら作りました
5. 普段のお菓子づくりと、今回のようなギフト用商品の制作で違う点はありますか?
甘さや食感を変えることを意識していることは変わりませんが、クッキー缶作成で初めにつまづいたのは焼き色が ”茶色い” ということでした。分かってはいたことではあったのですが、単品の時はお客様がクッキー同士を見比べられて、敷き布やトレー・皿・小物で色を足せたりもします。 しかしクッキー缶は同じ缶に全て詰めるので、茶色でグラデーションのようにしようとしても地味になりすぎてしまい目指すようにいきませんでした。徐々にバリエーションを増やし、着色料などは極力使わず(金平糖はできあいのものなので使っています)何を使ってどのように色味を増やすか、色味を足したのに結局焼き色で茶色くなってしまわないようにしながらもしっかり火を入れる、など思ったよりも細かな調整が必要なのだなと学びました。
6. ご主人の作る蘭越米を使っているとのことですが、どのような思いがありますか?
現在は蘭越に住む夫の父がメインで蘭越米を育ててくれていて、クレープ屋を営む夫(木村農園5代目)を中心に、さまざまな場所に住む家族・親戚が手伝いに来て、私もまだまだ知れていないほど手間暇をかけてお米を作っています。この一番大切な原材料がなければクッキー缶だけでなく、私のこの仕事自体できていないので夫や父・家族にもご先祖様にもとても感謝しています。
7. このクッキー缶を手に取った方に、どんな気持ちになってほしいですか?
ニセコへ旅行に来た方がその土地の人が作ったお菓子をお土産に買って、クッキーは食べてなくなるけれどクッキー缶がニセコの風景として残ります。旅行へ来ただけでなく物として手元に残ることで、楽しかった旅行の思い出や情景を思い出すきっかけになってほしい。その旅行のお土産にクッキー缶をもらった方にも、味や風景の魅力が少しでも伝わっていつか足を運ぶきっかけになってほしい。 ”旅の続きを、ひとくちで” とリーフレットにもあるように、現地で購入した方も、お土産にもらった方も、いろんな方がニセコへ想いを馳せるアイテムになれたらとても嬉しいです。
“また来たい”を、クッキー缶に込めて。
- ニセコカンクッキー(Niseko rice flour cookie): 3,500円(税込)
木ニセコ1階 ギフトショップにて、2025年7月19日(土) より、数量限定で販売を開始します。